事前に事故物件の買取り相場を調べるメリット

事前に事故物件の買取り相場を調べるメリット

事故物件は普通に売るようなことが難しいので、基本的には買取のサービスを利用することになると考えられます。
事故物件の相場を最初に調べておくことで、どのような物件が高値で売ることができるのかを把握しておくことが可能です。
専門業者のサポートなどを受けることでも簡単に調べることができますし、インターネットなどでもある程度の買取価格は把握するようなことも難しくありません。
ただ殺人事件などが起きている物件になると、事件の内容が同じようなケースを見つけるのが難しいので、類似の内容の中から探すしかないです。
ある程度の相場を把握することができれば、事故物件を買取してもらうときに不当に安い価格を提示された場合は、売却を断るようなことができるのがメリットになると考えられます。
仮に最初の場所で断っても他のところで買取を依頼するようなことはできますし、事故物件でも大切な資産になりますから、こだわりを持って対応できるのもメリットになるはずです。

事故物件の価格交渉は果たして可能なのか知りたい

アパートやマンションのオーナーでも、運が悪くこの物件が事故物件になってしまうようなことがあります。
事故物件になった場合には、大抵の場合その価格が非常に下がってしまう可能性があるでしょう。
例えば、他のマンションが10,000,000円で売却されている場合でも、そのマンションの部屋だけは10,000,000円と言った金額に価格設定されるわけです。
必ずしも通常の費用の半分になるわけではありませんが、かなり安くでないと購入してくれる人はいません。
そして何より、不動産会社の方で告知義務と呼ばれるものがありますので確実にそれを購入する人にそれが事故物件であることを知らせることになるわけです。
購入する側、価格交渉することができるか問題になりますが、これに関しては特に問題ないでしょう。
あまりにも長い間なかなか売れない物件に関しては、価格交渉する余地があります。
もちろん、オーナーのほうもあまり安い金額で売却したくないため平行線をたどるようなこともあるかもしれません。

著者:最上芳則

筆者プロフィール

福岡県福岡市生まれ。
地元で不動産関係の会社を経営。
問い合わせの多い事故物件の売却方法を記事にまとめました。